2014年10月22日水曜日

「女相続人」(1949,W.ワイラ)


私は、この映画は比較的最近BS放送で観ました。

いや、怖い映画でした。女性のかたには失礼な言い方になると思いますが、思いつめた女性って、男性から見ますと、ちょっとタジタジと尻込みしますよ。少なくとも私は。

オリヴィア・デ・ハヴィランド。

この映画は適役でした。この人の表情って、もし怒らせたら、近寄りがたいケワシサがありませんか。眉毛をキッと寄せ、強張(こわば)った表情で睨みつけられたら・・・
まぁ、ほとんど全ての男性は息をのみ身を引かざるを得ないでしょうよ。

ウィルアム・ワイラーは、階段を使わせたら、この人の右に出る監督はいないそうですね。この映画のラストも、そうでした。ランプをかかげ、無表情で階段を上がって行く。カメラはそれを正面から、じっと捉える。そのカメラ自身も無表情であるかのように。

「人生」から、この映画をみたら、どう言えばいいんでしょう?

なにか適当な言葉はないかと『成語林』という、故事・ことわざ・慣用句の辞典で探してみました。 見つけましたよ。それは、

『一日の情けに百年の命を捨(す)つ』

この言葉の意は以下のとおりです。
「男性の一日だけの愛情のために、女性が長い一生を棒にふる。」

男性諸君よ。くれぐれも、この慣用句を忘れぬように。
***
怖い、オリヴィア・デ・ハヴィランド。『ふるえて眠れ』 がありましたよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿