2016年8月15日月曜日

櫛巻きお藤さんの唄への懐かしさ

私の大好き映画に『丹下作善余話・百万両の壺』(1935年、山中貞夫) がある。
この映画で、矢場の櫛巻お藤姉さんが長火鉢を前に三味線を爪弾きながら唄う一連の場面が、私はとりわけ好きである。
此の映画の丹下作善こと大河内伝次郎もさることながら、お藤さんこと新橋喜代三姉さんも私は大ファンで、江戸下町の「小股の切れ上がった」姉さんとは、こういう人を言うのだろう。 
山本周五郎の小説にも、よく登場する人物像であって、私の最も好む人間のタイプであるが、とても懐かしい気がする。

私は、以前、漫画・サザエさんを図書館から借りて読んだが、というより見たのだが、此の映画も漫画の世界であって、上記した私の郷愁は、我が人生にとって最も幸福だった漫画乱読時代への郷愁と言える。

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