先日、ディレクターズカット版の掲題の映画がBSで放送されたので録画しておいた。私は最近は映画を全く観る気分にはなれず、ここ1年ほど映画はご無沙汰していた。で、昨日は珍しく観る気になり、此の映画を観た。
この映画は何十年か前、私は既に観ており、映画のお話は細かい箇所を別にして概要は覚えていた。肩の凝らない御伽噺だと。
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鬱々たる気分が抜けない私の日頃の心が、昨日は映画を観る気になったのは、私の鬱が比較的薄らいだ故だろうが、しかし、それでも御伽噺しか私の厄介な心は受け付けないのだ。
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以前観たときも、そう思ったのだが、この映画のジャック・バランスが実に素敵なのだ。あの『シェーン』の彼が、こんなにも見事に歳とったことに私は惚れぼれとしたのだった。男性という人間は、こうでなければならない。
あのデブのおばさんも良いけれど、それよりもなによりも私は此のジャック・バランスを見たさに実は此の映画に再会したと言ってもよい。
勿論、その大前提に此の映画が御伽噺という『やすらぎ』がなければならないのは言うまでもない。
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大体、映画というものは、小説もそうだけれども、オープニングが詰まらなかったら観たり読んだりはしないほうが良い。勿論此れは私の主観である。
その点、此の映画は私にはOKであった。 音楽から言うと『コーリング・ユー』がイカすのは言をまたないけれど、又さりげなく使われているJ.S.バッハは、鬱気味の私にはヤハリありがたかった。
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素敵なジャック・バランスと、あのデブのおばさんの未来は、バグダッド・カフェの未来と同様に幸福であり続けるだろう。
それこそが御伽噺の所以(ゆえん)であって、そうであればこそ現在の私は此の映画をみる気になったのだ。
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